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Mediaウォッチング エンタメ

2011.07.19

ポスト少女時代!? タイから上陸した「ネコジャンプ」は可愛すぎ

担当:
DIME編集部

201107190010000mt.jpg  COOL JAPANなどと呼ばれ、日本文化が国際的に高い評価を受けているとよく聞くが、実際に世界各地を訪れてみると、そのことを強く実感させられる。特に日本のアニメやアイドルといったポップカルチャーに熱狂する若者たちは多く、日本人としては大変誇らしい気持ちになる。

 タイからやってきた双子アイドルユニット「ネコジャンプ」は、そんな日本文化の影響の中で誕生した。ネコジャンプの「ネコ」とはもちろん猫のことだが、日本語の名前がつけられたのは、別に日本市場でのウケを狙ったからではない。彼女たちが日本でCDデビューを果たしたのは09年末になるが、タイでは遡ること06年、すでにNeko Jumpの名前で活動を始めていた。当時タイで発売された1stアルバムの中には、日本語の歌詞が登場する曲も含まれていて、ビジュアルも日本のアイドルを意識した、いわゆる"萌え系"だった。

 ネコジャンプが属するタイの2大レーベルのひとつ、RSプロモーションでは、ほかにもKamikazeという名の大所帯アイドルグループを結成しており、ネコジャンプのふたりもメンバーに入っている。日本ナイズされたタイのアイドルが、日本だけではなく、タイ現地で売れているという事実は、つまりはタイ人の日本文化へ対する憧れの表われにも思える。「日本のアニメがもともと大好きでした。タイだとアニメといったら子供向けのものしかないけど、日本のはリアルな人間模様が描かれていたりしておもしろい」(※)と話すのは、双子のお姉さんにあたるジャムちゃん。

 実は昨年暮れに日本で発売された彼女たちの2ndアルバム収録曲が、日本テレビ系の深夜アニメ『ユルアニ?』のテーマソングに採用されている。日本語ではなく、タイ語の曲が毎週テレビで流れるなんて、以前は考えられなかった。K‐POPの次はT‐POP? そんな声も聞く。「安室奈美恵や浜崎あゆみはずっと前から好きだし、最近は板野友美(AKB48)がお気に入り」妹のヌーイちゃんが言い、隣でジャムちゃんが大きく頷いた。今回バンコクでレコーディングをすると聞き、スタジオにお邪魔させてもらったのだが、ふたりにインタビューしていると、双子だけあって息がぴったりだし、思考まで似ていることに驚かされる。

 日本には10回も来ているとのこと。「日本では必ず行くのが109。あとお寺も好き。タイにもあるけど、日本のお寺は入った途端に違う世界に来た感じがする。パワースポットのよう」とジャムちゃん。「日本食もおいしい。タイ人だけど、辛いモノが苦手なので......。お寿司も好きだし、タマゴヤキとウナ丼。あとは外の屋台で焼いているイカヤキとか」とヌーイちゃんが日本食へのラブコールを送る。最後の「屋台」というところが、いかにもタイ人っぽくてホッとする。

 近々リリースされる新曲は、ネコジャンプらしい元気さと、口ずさみたくなるようなサビが印象的だ。歌詞は日本語だが、発音にたどたどしさは感じられない。そのことを指摘すると、「Twitterで日本のファンからメッセージが送られてくるので、それに答えるのが日本語の勉強になります。わからない言葉があって、質問すると教えてくれるのもうれしい!」。

 この、アイドルとは思えない近い距離感も、彼女たちの魅力なのだろう。大きく羽ばたいてほしいと応援しつつも、ファンとしては有名になりすぎて遠い存在になってしまうのも寂しい。そんな複雑な気にさせるふたりなのだ。

※注:後日Twitterでふたりに確認したところ、『グッドモーニングキス』がお気に入りだそうです。

取材・文・撮影/吉田友和

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