2010.08.24
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担当:
吉輝
控室ではみなさんがやさしく声をかけてくだって、いろいろな話を聞かせてくださいました。僕がまだ知らないいろいろな現場の話です。芸能人にインタビューするライターさんの気持ちみたいなものでしょうか。ワクワクさせられる、とても楽しい時間でした。
でも、それが8時間つづいたんです。8時間、ただ、ひたすら待ったんですよ。
大和田健介君から「映像の仕事は何があるか分からないから待ち時間がすごく多いよ」と教えてはもらっていましたが、まさかここまで長いとは!! 俳優さんって、たいへんな仕事なんですね......。
今日は、作品で1番多くの台詞があるシーンを撮る予定だったのですが、もしかしたら、もう自分のシーンは無いのかも......。
緊張の糸が切れそうになっていたところに助監督さんが控室にみえました。
「今日は雨で撮影できなそうだから、コーヘイくん(僕)と高田くん(大和田くん)以外は帰るよ」
え!?
「コーヘイくんのシーンは雨の中でもやるからね。」
え、え!?
初演技が雨!! 一気に緊張してきました。
制服に着替えなおして台本とにらめっこです。夕飯のお弁当はのどを通らず、時間がたつごとに緊張がより一層.........夏の大会のマウンドに登る前の緊張と同じか、それ以上です!!
気づけば20時でした。
まだ?
大和田君と「長すぎるね~」と話していたら、助監督さんが廊下を走ってくる音が聞こえてきましました。
出番です!!
気合い入れてグランドへ向かうと雨が止みました。
すると「やってみようか」という監督の声。
え? テストとかはないの?
急なペースでシーンは進み、緊張するひまもなく、どんどん撮影が進んでいき、あっという間に終了~~~。
一回もかまなかったけれど、これでいいのかな?
すると、次の瞬間、監督さんから「よかったよ~」と......。
うれしい、うれしい、うれしいー!!
そして、無事終わったことに心からホッとました。
ふと時計を見ると長針と短針が重なりあって12を指していました。
こんなに時間かかったのか~!!
結局、高田くん(大和田君)のシーンはまた今度ということになり、急いで着替えてバスに乗り込みました。
帰りはそれまでの疲れと緊張が一気にほぐれたことで、バスが走り出すと同時ぐらいに寝てしまいました。新宿まで爆睡でした。
こうして、撮影1日目が終了しました。


WRITER PROFILE
吉輝
1989年9月5日、群馬県前橋市生まれ。
DIME編集部のアルバイト、某大学の法学部3年生。小学校から大学1年まで野球に打ち込むが、夢破れて芸能界に興味を持つ。現在、モデルの修業中。DIME本誌のほか、DIME Men's Beauty 男前でいこう!などに出演。好きな言葉は、一期一会。