2011.06.24
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担当:
山田美保子
なぜかクリーニング店でよくある出来事。見た目がすごく怖かったり、どえらい厚化粧だったり、いまどきリーゼントだったり......と、接客業にはおよそ似つかわしくないルックスなのに、洗濯物の仕分けや、レジへの打ち込みが完璧な人によく会う。
お客と一対一で絶対に話さなくてはいけない職種なので、少しでもカンジのいい人に当たればいいのに......と前は思っていたのだけれど、クリーニング屋さんでいちばん大事なのは、速さと正確さであると心から思う。
いま、利用しているクリーニング店の女性は、まったく愛想がない。私が世間話をしても、ノーリアクションに近く、ミーハー話にまるで興味がないのか、ややズレた反応が返ってくるのだ。
だけど、仕事は完璧!! いつも、かなりの量をためこんで持って行く私の洗濯物を種類別にチャチャッと分け、どんどん打ち込んでいく。「ボタンがとれてますね」「ラインはセンターでよろしいですか?」「こちらはシルクですのでデラックス仕上げで」「雨なのにお持ちいただいたので25%割引になります」などなど早口で説明しながら、手はまったく止まっていない。
週に一度、その人がお休みのときに、その人と正反対のおばあさん(ごめんなさい。でも、かなり高齢なカンジ)が店頭に立つのだけれど、大げさではなく、3倍以上の時間がかかり、合計金額を間違えたり、伝票を渡し忘れたり、品物を探せなかったりと必ず何かミスをする。なのに、こういう人に限って「バカッ丁寧」(ごめんなさい)。伝票の番号と衣服に付いたタグの番号合わせなんていらないので速く正確に仕事をしてもらえれば、それでいいのだ。それにしても、なぜクリーニング店で仕事ができる人はカンジが悪いんだろう...。"接客のふしぎ"のひとつである。
※写真はイメージです。本文とは直接関係ありません。

WRITER PROFILE
山田美保子
放送作家・コラムニストとして活躍、DIME本誌では、「ひみつの美保子ちゃん」を連載中。趣味は競輪観戦・ブランド品収集・犬と戯れる・コンサート観戦など。