2011.06.22
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担当:
齋木香奈美
(C)TOKYO-SKYTREE
来年5月22日に開業が決定した、東京スカイツリー。夜間ライトアップには、江戸の心意気「粋」を表現する青と、日本ならではの美意識「雅」を表す江戸紫の色が1日毎に交互に登場します。それを踏まえ、6月15日に、パナソニック電工が東京スカイツリーの照明器具を発表しました。
東京スカイツリーのライティングに使用されるのは、合計1995台のLED照明。すべてをLEDにすることで、従来の高光率ライトを光源に使用するよりも、「粋」パターンで約43%、「雅」パターンで約38%の省エネが達成できる見込みです。
「粋」と「雅」の照明だけではなく、スカイツリー頭頂に設置されるゲイン塔や、展望台の周囲を約1秒で1週する「時計光」などの照明は、すべてパナソニック電工がスカイツリーのために作ったもの。専用というだけあって、634mの高さを持つスカイツリーならではの耐久性や安全性、寿命面にも力を入れたのだそうです。
LED照明にとって、高温環境は短寿命化や光束低下の原因。しかし、スカイツリーは周囲に光をさえぎるものがなく、夏場の直射日光を直にうけてしまいます。また、暴風や振動、落雷などで器具が落下したら大変です。そこでパナソニック電工は、実際の器具を使って、安全性の試験を実施。たとえば、万が一落雷があったときのために、高電圧による破損を防ぐ「耐雷サージユニット」を内蔵させるなどして、対策を徹底しています。さらに、独自の放熱設計で高温環境に耐える構造を採用するなどして、約4万時間の寿命を確保。1日6時間点灯させた場合は、約18年で交換時期がくる計算ですが、実際は寿命ぎりぎりまで使用はせず、もう少し早い時期に交換作業が行われる予定だそうです。634mの高さでの交換作業はどうやって行なわれるのか、想像しただけでもハラハラします。
会場では、スカイツリー用のLED照明の実演も行なわれました。ゲイン塔用照明は、LEDを採用し独自の角度をつけたことで、消費電力を従来の照明の400Wから50Wに削減。明るさも22lx(ルクス)から42lxと2倍に向上しました。写真はサプライズで登場した東京スカイツリーの公式キャラクターのソラカラちゃん。彼女の影がくっきりと出ていることから、ゲイン塔照明の明るさがわかります。

そして、「粋」と「雅」の照明色は、深みのある鮮やかさ。これがスカイツリーの全面に広がるとどうなるのだろうと、今からワクワクがとまりません。
ちなみに、開業初日の夜間ライティングが「粋」と「雅」のどちらになるのか、はたまたオープニングを彩るスペシャルライティングを実施するのかは、現在検討中とのこと。どんなライティングをしてくれるのか、期待が膨らみます。スカイツリーの足元には、商業施設などが集まる『東京スカイツリータウン』もあるので、昼間はショッピングをして夜はライトアップを楽しむこともできそう。東京スカイツリーは、東京の新たなデートスポットとしても人気を集めるのは必須ですね!
東京スカイツリー● http://www.tokyo-skytree.jp/

WRITER PROFILE
齋木香奈美
鎌倉生まれの鎌倉育ち。今も鎌倉から都心まで通勤しているライター。
今、興味の中心は家電。製品に搭載された最新技術について、日々勉強中。