2011.09.04
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担当:
ゴン川野
先日、日本の大手アウトドアメーカー『モンベル』が2011〜2012年の秋冬モデルの展示会をおこなった。来年に登場する新製品もあるため、その全部はお見せできないが、興味深い製品を何点かご紹介しよう。

まず最初に注目したいのは、ソーラーバッテリーチャージャーキット『GOAL ZERO ガイド10アドベンチャーキット』である。すでに同社のオンラインショップで購入可能だが、在庫状況は入荷待ちで実質は予約ということになる。私はいままで色々なソーラーチャージャーを購入してきたが、そのほとんどがダメダメだった。まずソーラーパネルの面積が小さい。そして多分、パネルの効率が悪い。ソーラーパネルを日本語で書くと太陽電池になるので、誤解している方が多いが、太陽電池というものは存在せず、発電機能があるソーラーパネルまたはソーラーセルと充電池の組み合わせで太陽電池を構成している。ほとんどのソーラーチャージャーは発電量が少ないため、まずソーラーパネルで発電した電力を蓄電に貯めて、フル充電されたら、その充電池の電力を使って、スマホやケータイを充電したり、USB機器などを動かす仕組みだ。単3充電池に充電可能なタイプもあるが、たいてい晴天で8時間から11時間とか。スマホ対応だけどフル充電できないとか、結構、使えないモノが多い。今回の北海道ツーリングでもダブルソーラーパネル搭載で4.5V〜9V対応の最新モデルを持参したが、キャンプ場に1日放置してもフル充電されなかった。
この『GOAL ZERO ガイド10アドベンチャーキット』のすごいところは、単3または単4充電池を4本を晴天であれば3時間〜5時間で充電できるというのだ。さらに5Vだけでなく12Vの出力にも対応。最大出力7Wと今までになかったハイスペックを実現している。
サイズは収納時でW152.4×H228.6×D25.4mm。収納時はB5サイズよりも小さく、かさばらない。

そしてこちらが広げた時のサイズ。サイズはW482.6×H228.6×D2.54mmになる。

単3充電池用のバッテリーパック。電池は付属しない。付属コードでソーラーパネルから充電する。

付属のインサートプレートを入れると単4充電池にも対応する。

バッテリーパックにはUSB出力と連続で約100時間点灯できるLEDライトが内蔵されている。

これがソーラーパネル側のインターフェイス。12Vの出力はシガーソケットタイプなので、変換アダプターを使えばハンディGPSなども充電できる。来年の北海道ツーリングはこれで決まりだ!


セットにはソーラーパネル、バッテリーパック、単4を充電するためのインサートプレート、DCプラグ接続コード、USB接続コード、12Vシガーソケットが含まれる。充電池自体は別売である。これと『7in1スーパーマルチUSBケーブル』に『My Charger Multi Lite』があればデジカメも含めてほとんどのAV機器が充電できるのだ! 唯一、気になることと言えばwww.goalzero.comで『Guide 10 Plus Mobile Kit』という新製品が発表されていること。充電時間は6時間で、1Aの電源供給能力があり『iPad』をプラス5時間駆動できるという。本国では9月発売予定(日本では発売未定)で、さらに小型軽量で安価なモデルになるが、12Vの出力は省かれているようだ。
次は夏の外出に欠かせないマイボトル。アスリートや登山家に愛用される世界的なブランド『CAMELBAK』の新製品である。キャメルバッグとはランニング、サイクリング、トレッキングなどの用途に合わせて製品化されたハドレーションシステムでデイパックに柔らかい水筒を入れて背負い、チューブの先端あるシリコン製のバイトバルブをかんで吸い込むだけで水を補給できるのだ。最大の特長はハンズフリーで飲めるので、行動中にもこまめに水分補給できること。私もバイクの耐久レースやツーリングで愛用している。このバイトバルブを採用したボトルがあり、これがまた便利なのだ。倒しても中身がこぼれずに、バルブをかんで素早く水分補給ができるので、こちらはフィットネスクラブで使っている。
そのボトルが二層構造になり、従来のボトルの約3倍の保冷能力を実現したのだ。その名も『ベターボトルインシュレーテッド0.6L』。カラーは写真の4色から選べる。価格は2500円だ。オプションのチューブを接続すれば、ハイドレーションにも使えるのだが、ちょっと容量が少ないような気もする。

このように透明で二重構造になっている様子がよく分かり、見た目も涼しげである。

結局、私が購入したのは『ポディウムビッグチルボトル0.75L』である。2重構造のチルジャケットサーマルインシュレーションを内蔵して保冷能力にすぐれ、シリコン製のジェットバルブを採用して、逆さにしても中身がこぼれない。こちらはかんで飲むのではなく、バルブに口を付けてから本体をグッと握るようにして中身を押し出す感じだ。自転車用によくあるタイプだ。左側が0.5Lのベターボトルで、右側が0.75LのポディウムビッグチルボトルREDである。実際にフィットネスクラブで使ってみると16時半のレッスンに参加、その後で17時45分のレッスンに参加して18時35分の終了時まで、氷が全部は溶けずに残り、中に入れたスポーツドリンクは冷たいままなので大満足だ。保冷能力自体はベターボトルよりも優秀とのことだ。しかし、デザイン的には『ベターボトルインシュレーテッド0.6L』の方がカッコイイので、外出用にこっちも欲しい。

ジェットバルブはロック式になっていて、ロックすれば押しても中身が出てこない。

次は震災でも注目された、手回し充電機能付きLEDランタン『スマートライト』である。価格は3980円で8月中旬に発売されたばかりの新製品。1WのハイパワーLEDを搭載したランタンで連続点灯Highモード(95ルーメン)で4時間。Lowモード(30ルーメン)で10時間となる。サイズはφ8×H18cm。
198g。明るさは95ルーメンで2段階調整ができる。

グローブ部を外してボトムに取り付けるとダウンライトとしても使える。テント内で使う場合などに有効だ。

内蔵のハンドルを3分間回すと、8分間LEDを点灯できる。

付属のUSBコードを使って充電する場合はフル充電まで15時間かかる。

最後は『ダウンウォーマー・シリーズ』である。高品質なグースダウンを封入した超小型でコンパクトなウォーマーで生地は撥水加工済みだ。表と裏で色が異なるリバーシブル仕様になっている。
ダウンブラケットのSとMサイズ。サイズは76×110cmと100×146cmで価格は5700円と8000円。安物のダウンジャケットとより、このブラケットにくるまった方が温かい。スポーツ観戦や屋内でちょっと寒い時などに重宝しそうだ。

LサイズとMサイズを収納バッグに入れたところ。かなりコンパクトになることが分かる。


そして、『ダウンネックウォーマー』2300円。サイズはS/MとM/Lがあり、カラーは4色でスナップボタンで簡単に装着できる。夏は首回りを冷やすが、秋冬は首回りを温めるのがポイント。これだけでグッと防寒能力が高まるのだ。



WRITER PROFILE
ゴン川野
カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。