2011.08.30
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DIME編集部
『787』は、あらゆる点でこれまでにない旅客機である。そのため、開発段階では様々なトラブルに見舞われた。
2004年の4月に世界で最初に『787』の発注を確定したのはANA。1号機が引き渡されるのは08年の夏前とされていた。
だが、07年7月8日(英語表記で07/08/07=『787』)のロールアウト(お披露目)式典の頃には、いくつかの問題が見つかった。
『787』は、作業工程を効率化するため、機体フレームの各部をアメリカと日本とイタリアで事前に組み立てておき、最終段階で結合するという手法をとったが、イタリアと日本で製造した部品にずれが生じるなどの不具合が見つかったのだ。
飛行操縦のソフトウェアの不具合や炭素繊維複合素材を使った製品の製造遅延、主翼ボックスの強度不足、さらにはボーイング社のストライキなども重なり、結局丸3年も遅れてしまった。
しかし、問題は都度解決され、難産の末、ついに7月3日、日本に初飛来した。この『787』、炭素繊維複合素材を機体に使用し、エンジンの進化もあり、燃費が大幅に向上。機内も革新性であふれている。機内の気圧高度が2400mから1800mに下がり、より地上に近い気圧で過ごせるのだ。
また、錆を防がなくてはならないアルミ素材のように機内を乾燥させる必要がないため、湿度を十数%に保てるようになった(従来機は0%ということもある!)。
『787』は現在、最終的な検証試験中。順調にいけば今年9月にはANAの国内線に、今年度中には、国際定期便に就航する予定だ。
取材・文/緒方信一郎

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