2011.12.30
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担当:
新津隆夫
ミラノは日本でいうと稚内とほぼ同じ緯度。大陸性気候(イタリア南部は地中海性気候)のため夏は30度を越えるけど、基本的にとても寒い場所なのです。雪はアルプスの山々に落ちて町には冷たい空気が立ち込める。冬場は最高気温がマイナスということもしばしば。庭の蛇口などはちゃんと保護しておかないと凍って破裂してしまうほど。
というわけで「氷」には事欠かず、真冬になるとミラノに限らず北イタリアでは町のあちこちに屋外スケートリンクが登場する。

とりわけ、ドゥオモ広場の特設リンクは冬のミラノの名物だった。わざわざ滑りに行くというよりも、滑る人々を見に集まる人が多かったほど。10年ほど前にお隣のパラッツォ・レアレの前に移動され、さらにこの数年はジャルディーニ・プブリチ(レプブリカ広場近くの大きな公園)に移転した。
このスケート場の最大の特徴は、マイシューズを持っていければ「入場無料」という点。リンクはアイスホッケーやフィギュアスケートで使う公式スケート場の半分ほどの広さだけど、初心者が練習するには十分でコースの淵を手すりにつかまりながらこわごわと滑っている人も多い。レンタルシューズもあり、こちらは1時間6ユーロ。スケート靴はスポーツ用品のチェーン店、デカトロンに行けば40ユーロほどで買えるため、町の中心部に住む人などはマイシューズを買って、冬休み中、毎日通うという人もいる。

そして、この冬は開設したばかりのロンバルディア州ビルの中庭にもオープンした。オフィスビルの一角ということもあり屋根も付いている。ふだんはスーツ姿の人がめだつエリアだけど、この冬は子供たちの歓声がこだましていた。
しかも、こちらは貸し靴代含めてたったの1ユーロ。ただし、安いものには...で貸し靴は中がびしょびしょだったけど。利用者が多く乾燥が間に合わないのだろう。ま、1ユーロなのだから文句を言ってはいけませんね。替えの靴下を持っていくことをオススメします。

WRITER PROFILE
新津隆夫
1997年からイタリア・ミラノ在。トレンド、ファッション、グルメ、カルチャーなど居住者の目で見たイタリア情報を発信中。著書に「丙午ウーマン」(弊社)、「イタリア発 ブランド通り」(三笠書房)、「会社ウーマン」(朝日新聞社)など。RKB毎日放送「中西一清スタミナラジオ 」にも出演中。http://blog-takao212.at.webry.info/