2011.03.30
![]()
担当:
DIME編集部
近くのスーパーへの買い物や、通院など「自動車で行くほどではないが、荷物や天候などを考えると自転車ではちょっと......」という経験をしたことはないだろうか。そんな時、頭に思い浮かべるのが、小型自動車のミニカーや軽自動車だろう。
ミニカーとは車体の長さ2.5m以下、幅1.3m以下、高さ2m以下で排気量50cc以下のクルマ。自動車税などがかからないが、高速道路の走行は不可で定員は1名、積載量は30kg以下と決まっているため送迎などには不向きだ。一方、軽自動車は車体の長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2m以下、定員は4名で高速走行も可能だが、自動車税などのランニングコストも考えると「ちょっとそこまで」というような利用には少々オーバースペック。
そんな状況の中、ミニカー以上、軽自動車未満となるような自動車の新規格が国土交通省を中心に検討されている。「少子高齢化社会が進むことで、『遠出はしないけど、複数人で乗れるような、小さいクルマ』への需要があるのではないかということで検討が始まりました。車体が小さい電気自動車ならランニングコストや環境負荷も少なくて済みますので都市部では使いやすいのではないでしょうか」(国土交通省自動車交通局技術安全部環境課)
現在は3年を予定している事業計画の1年目。東京や福岡など全国6都市で、車両規格の検証や、利活用の検証、駐車時の問題点や走行の安全性などの実証実験を行なっている。
来年はさらに実証実験を継続し、これらデータをもとに実用化指針案の作成、どのようにインフラを整備すればよいのかなどの案を策定していく。また、再来年度にはそれらすべてを踏まえ、実用性や汎用性の検証、免許はどうするのかなどの関連する法整備の指針などを公表していくという。
●ダイムの読み
国土交通省はまだ検討段階としているが、ここまで予算と時間を割いていることなので何らかの形にはなるだろう。実現し、規格に則ったクルマが普及すれば名所と名所が離れている観光地など、これまではレンタカーを借りるかバス、タクシーなどを利用するしかなかったところでも活躍するのではないだろうか。

WRITER PROFILE
DIME編集部
早ミミも、本誌発も不問!
DIME編集部の面々が、あなたのもとへ惜しみなく情報発信します。