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DIMEスコープ 新製品

2012.01.26

金属端子不要でデータの送受信&電力供給ができる夢のメモリーカード

担当:
DIME編集部

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カード側には受電用コイルを搭載。ケータイやデジカメなど、ホスト(機器)側にもコイルを搭載した基板を内蔵させる。

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双方のコイルを近づけると、磁場が結合、電気が送られる。受電用コイルの本数を増やせば、受電量も増える。
 デジカメやムービー、ケータイの記録媒体としてなじみ深いメモリーカードがますます便利になりそうだ。カードと機器とのデータの読み書きや電力供給が、無線で行なえるシステムが開発された。バッテリーを持たないカードでも機器を重ねるだけですべてのやりとりが可能だ。「このシステムはメモリーの大容量化に欠かせません」

 と開発を手がけた慶應義塾大学・石黒仁揮准教授は言う。

 現在のメモリーカードはデータの読み書きや電力供給のために金属端子を使っている。しかし端子からの静電気を防ぐパーツが、転送速度を低下させてしまう。大容量化には転送速度の向上が不可欠なため、この弱点が大容量化の課題になっていた。

 今回のシステムで注目すべきは電力供給の技術。機器(給電)側とカード(受電)側のそれぞれにコイルを内蔵させ、双方を近づけることで結合する磁場によって送電するという「磁気結合」技術を応用した。「メモリーカードの動作に必要な1Wの電送を実現しており、データ送受信速度も理論上2GB/秒まで高速化されます」

 2014年には商品化したいという。

●ダイムの読み
無線化によって転送速度が向上すれば、メモリーカードはテラ(1兆)バイトまで大容量化することができるという。このサイズになれば、ユーザーデータだけでなく、OSやソフトウェアの記録までもが可能だ。メモリーカードが"小型PC"に進化することで、デジカメやムービーの楽しみ方がさらに広がりそうだ。

取材・文/中沢雄二

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